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今日、彼女は、彼と結婚する。
その瞬間、僕の体が、太陽に照らされながら、透けて、消え始めた。
心残りのあった海岸からも、消えてしまうのだ…。
白い純白のドレスを着た君を、想像する。
最後に思い浮かべた君の笑顔。
眩しくて、純粋で、僕の大好きな瞳をした彼女。
水面が波打ったのと同時に、僕はこの世から完全に姿を消した。
次、君と逢うとき、…僕は君に、なんと伝えようか。
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