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Tシャツをゲットするためには100ポイント。
つまりパンを100個買わないといけないのだ。
しかも期限は今日を入れてあと６日しかない。
パンを100個買うのはいいとして、どうやって消費したらいいのだろう。
生徒に配るのはどうか？
言い訳ならどうにでもなるだろう。先生が生徒に差し入れをして何が悪いというのだ。
クラスの生徒は30人だから30ポイント。まだまだ足りないから１人に２個ずつで60ポイントとりあえず確保。
よし！こうなったら学校の職員にも配ることにする。
先生が先生に差し入れをして何が(以下省略)
校長、教頭、各クラスの担任、副担、嘱託職員、事務員、用務員、養護教諭……総勢40人。
生徒分の60ポイントと合わせてやっと100ポイント獲得できる。
「よし、それじゃ月曜日の朝早くコンビニを何ヵ所かハシゴして……。間に合うか？なら明日の夜中から……」
一人でブツブツと呟いている蒼馬を見て、自分のために敏光Tシャツを手に入れようとしてくれていることに申し訳ない気持ちの柚衣。
パンを100個も買わせてしまうことにも罪悪感が押し寄せる。
先生の貯金ってどれくらいあるんだろう？
結婚資金って貯めてくれているのだろうか？
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