王道学園と、平凡と見せかけた非凡(年末番外編)

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「聞いてくれよ!!!哀奈g「ちょっと聞いてよ桜ちゃんんんんん!!!!!!!!!!哀留がついに平凡総受けになったのよーーー!!!!!!!!!!」………あ?」 何言ってんだ我が妹よ。 桜歌は総受けなんぞ知らな、 「え、まじで??!!!!ついに??!!あの王道の??!」 え。 俺はこの時知らなかった。 この俺と同じ平凡顔の幼なじみが、俺が先に1人で中高一貫の学園に行っている間に(哀留は、中学から学園に行ってる。哀奈と桜歌は同じ中学)………哀奈から王道学園のなんたるかを叩き込まれていた事を…………… そしてそれに慣れて、桜歌自身も王道不良高校に通っていて、萌えの提供を定期的に哀奈にしているという事実を………… (だけど、腐男子??というのでは無いと、後に哀奈と桜歌に説明される) 俺は、知らなかった。 「さぁ、桜ちゃん入って入って!桜ちゃんの学校の話も詳しく知りたいし、哀留の話も教えるわね!!」 「そうだね。哀留の憐れ………おーっと、楽しい学園生活は聞きたいな」 「おいちょっとまてこら、今憐れっていったろ。 おーっと、じゃねーよ。隠されてねーよ」 「因みに、写真も沢山あるのよー」 「わー………………… 写真全部抱きつかれてるし、抱きつかれんのがデフォなの?哀留、いつの間にそっちの扉開け始めたの?あぁ、そっかうんうん。男子校なんてそんなんが普通だよな、分かる分かる」 「分かる分かるじゃねーよ。哀奈に感化されて慣れてんじゃねーよ。 てか、抱きつき?!抱きつき写真とか、なんで持ってるんですか哀奈さんんんんんんんんん????!!!!」 「持つべきものは、権力者と優秀な秘書よね」 「…………ヲイ、ヲイ 優秀な秘書って、篠塚さんじゃねーよな? 何やってんだよ零と女神様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ???!!!!!!!!!」 また叫んで崩れ落ちた。 今度は玄関に入れて貰えたので、玄関でうちひしがれる。 ……あれ?まだ玄関? そして、血も涙もない2人はそんな俺を置いて、さっさとリビングに入っていった。 うん、家でも安息の地が無い俺ってどうすればー………? あ!月ちゃん家に行こう……………!!!!!(涙) 皆様、よいお年を! 2018.12.28執筆 end
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