王道学園と、平凡と見せかけた非凡

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ようやくか! 俺、さっきから言ってたよな? うん。 腹立つなーコイツラ。 俺は、徐に3人に近づき茶髪・眼鏡・愛染の順に… グイッッ 「「「!!!!!!!!!」」」 指されていた指を、曲げてやりました。 もちろん、外側に。 はっはっはっ!! イテェだろうよ! 悶絶してる悶絶してる。 「テメェー…!!!!」 愛染がキレながらガンつけてきた。 眼鏡も茶髪も内心はキレてんだろうが、俺が委員長って気づいて戸惑うようにして痛みをこらえている。 その様子から察すると。 風紀委員が、まだ見ぬ委員長を尊敬しているってのはマジな話だったのか…。 てかさー 「俺、初めに風紀委員長でっす☆って言ったよなー?シカトしてたのはあんたらだろ?何を今更戸惑うわけ?こんな平凡が委員長で幻滅した?あぁ、なんか無駄に期待させてた?勝手に期待してたのなんて、しらねーし。てーか、おまえ等に罪悪感とか思っちゃったんだけど。待たせて申し訳ないなーとか思っちゃったんだけど。けど、あんた等にとっちゃ期待外れの委員長様だったんだろ?あれだよ、俺の罪悪感を返せ。ピュアな俺の心を菓子折りつけて返せ」 一息で、ノンブレスで無表情で言ってやった。 んで、にっこりと満面の笑みをプレゼント。 「俺、こうみえて根に持つタイプだから覚悟しとけよ、オラァ」 平凡だって怒るんです。
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