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バッシバシと、後頭部をひっぱたかれながら。
ちょ、叩きすぎじゃね?
グワングワンするんだけど。
「愛染さんも、諦めてください。コイツがマジで委員長なんで…。文句あるなら、変態前委員長に言ってくださいよ」
指名したのはアイツなんで……と、蓮は嫌そうな顔をした。
そう言われた愛染は、髪をガリガリとかきむしり、納得したのか諦めたのかいきなり脱力した。
「…………あ゙ー、アイツの愉快犯はここにも出てんのか。ぜってぇこの人選はアイツのお遊びだなー…。チッ、俺も巻き込みやがってアイツは高みの見物か?!」
マジ殴る。と言って、愛染は此方にガバリと頭を下げてきた。
え、御乱心ですか。
「あー…こんな弱っちぃ野郎の部下になんぞ付く気はなかったんだが、お前も皆川の被害者なんだよな。悪かったな。」
え、謝って相手を油断させてからの、攻撃ですか?
先ほどとは打って変わっての愛染の態度に、俺内心戸惑ってます。
てか、なんか同情じみた視線向けられてんだけど………
「お前も皆川の玩具か…」って、可哀想な奴を見る目で見られてるんですけど…?
うん。なんかもういいや。疲れました。
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