王道学園と、平凡と見せかけた非凡

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とりあえず落ち着こうぜー………と、ソファに皆を促したら…… 冒頭に戻る、円椅子ー………に繋がるわけで。 なんでやねん。 「てか、マジどうしたの。円さん、こんなに甘えたちゃんだったっけ??」 と、円の太股の上に座らされてるので、背中越しに首だけ後ろを向けば、左首にぐりぐりと頭を擦りつけられた。 おぅふ、おぅふ。 こそばゆい……!!! 止めろ!!!岸沼!!羨ましい!!!! うん…隣から円をひっぱり叫ぶひぃりんの言葉は、幻聴だと思おう。 すると、 「だってぇー…もう、離れたくないんだもん…」 ポツリとつぶやかれる言葉。 話に聞けば、円は俺が居なくなってから全てがどうでも良くなったらしく、昼は寮部屋に引きこもり、夜な夜な街へと繰り出してやんちゃしていたらしいー…… どうでも良くなった、って。  やんちゃ、って。 街へはどうやって行ってたんだ?!とか。 色々疑問はあるけどもー…、 んで、俺がメールした時は丁度部屋に引き籠もっていたらしく、慌ててこっち(校舎)に来たらしかった。 (そっか、校舎に居なかったからカナたん達よりは来るのが遅かったんだな…) 俺、マジ、円にとってご主人様じゃね?! お前、本っ当俺のこと好きだな! …なーんて、冗談で言ってみれば 「うん!」「はい!!」 だなーんて………なんか、ユニゾンで聞こえたけども。(ひぃりんです) それじゃあ、そんなご主人様の手伝いをしてもらおうかね!! もう面倒くせーや!と、円に座ったまま(隣にひぃりんを従えて)、他の3人を見る。 …………… うん。 聞かないからな!!! お前らの何かを激しく言いたげな視線を受けても、そんなの聞かないからな!! 放置プレイじゃぼけぇぇ!!!←
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