王道学園と、平凡と見せかけた非凡

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そして、息を飲む音が聞こえる程の静寂ー…… それをまず破ったのが、 「キモイ。うぜぇ。 お前は何様だ」 ……と言う、めった斬りの言葉だった。 ……………こんな事を言うのは、奴しかいねーーーよな!!!!!! 「何だよ何だよ!!!蓮のドアホウKYクラッシャー!!!!人の気持ちを知りなさいって、小学校の頃に習っただろ??!!」 この野郎、俺の格好いい場面をめたくそに足蹴にしやがった…!! 俺はもう、(●`ε´●)プンプンだよ!!!! と、先ほどの緊張とシリアスの雰囲気をぶち消して、円の胸元に思いっきり背中を押し付ける。 筋肉質の背もたれだな!!隠れマッチョか??!!!あぁ゙ん?!!←ヤケクソ と、いじけて見せれば、 「真面目くさってるお前がキモイんだよ、馬鹿が」 「……水沢の言うとおりだ。何、熱く語ってんだよチビ。ガラでもねぇー…」 「そうですよ。 貴方は頭が弱いんですから、そろそろショートするんでは?」 ………………… え、何こいつら(真顔) 蓮に続いて、せっちゃんも、カナたんも参戦してきたんだけど? ディスってきたんだけどもぉぉぉぉぉ???!!! 「そーっすよ!委員長は、何も考えずぼーっとしててください!!」 「頑張る哀ちゃんは、哀ちゃんじゃ無いよぉ」 ヲイヲイヲイヲイヲーーーーイ!!!!! 忠犬達も俺をディスリ始めたよ? え、何これ。 泣いて良い? 泣くよ??? ギャン泣きするよ?(真顔) 俺の心はガラスのハートなので(←強化ガラスだと思います)、バリバリと割られていくー…! どうしよう、これはもう、現実逃避するべきー…?と。 逃避のために片足を突っ込んでいるとー… クスリ、と。 笑む音。
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