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｢まずは、ひぃりんと円！｣
2人には、学生達の説得＆こっち側に付くように周ってもらう。
ひぃりんが言ったように、この子は知り合いが多いらしいし。
円も人懐っこいし(それは哀留にだけです)上級生達に人気って話も聞いてる。
｢今の状態に不満を持ってる生徒は沢山居るはず。一気に全校生徒…とは言わず、少しずつでもこっち側に引き込んで。
そうすれば、その輪はかならず大きく広がるから｣
2人にそう頼めば、
｢任せてくださいっす！｣
｢うーん、哀ちゃんの為に頑張るぅ｣
快い返事を聞いて2人の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
｢次に、せっちゃん！｣
せっちゃんには、不良と言われるやんちゃしてる奴らの抑制と、そいつらもこっち側に引き込んでもらう。
せっちゃんは、めっちゃ強い。
風紀やってなきゃ退学レベルのやんちゃさん。
ソイツらを大人しく従えて貰う。
｢それと、そんでもう一つ。松江の所にも行って欲しい｣
アイツは情報面に置いても、是非ともこっちに引き入れたいし。
てか、元々風紀側だけどね！
それもあるけどー…
｢学園内の各所に設置してる防犯カメラ。
それらをハッキングして、理事長の監視と…
ひぃりん達が説得した生徒達の監視もしてもらいたい｣
理事長は小猿くんと同じく、動かれると面倒だから抑えておきたいし。
せっかくひぃりん達が接触して説得しても、変に動かれてこっちが不利になるような事をされても困るし。
｢不良連中を抑えるのは、まぁせっちゃんにしてみれば簡単だと思うけどもー…
松江にやる気を出させて、ハッキングと監視してくれるよう説得よろしく！
ついでに。
せっちゃんも一緒に松江と監視して、何かあればそこから指示出しとかもお願いしたい｣
監視と松江の面倒見るの嫌だよねー…面倒だよねー…
でも、せっちゃんにお願いしたいんだよねー……
と、念を送るようにジッと見つめれば、
｢……うっぜ｣
｢うっわ…！｣
大きな手のひらで、顔を後ろに抑えられる。
痛い痛い。
後ろに円が居るから、これ以上後ろに下がれないよ！！！
せっちゃんの手のひらと、円に挟まれる！！←
すると、ぱっと顔面の圧迫感がなくなった。
そして、
｢うぜぇけど、やってやるよ｣
しゃーねーなぁ…。
と、ニヒルに笑うイケメンが居りました。
ありがたや…(拝み)
一通りせっちゃんを拝んだ後←
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