王道学園と、平凡と見せかけた非凡

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まぁ、とりあえず立ちっぱなしも疲れたし、座ろうか。 俺よりほんの少し高い円の頭をポンポンっと叩き、俺は黒いソファーへと座る。 その向かい側に、二人が座る。 「……で」 「…でって?」 「二年になって風紀委員長に指名されたくせに、今までここに姿を表さなかったお前が、何故今頃になってここに来やがった?」 はい。 実を言うと、俺風紀委員長なんです。 えー!!? こんな平凡が風紀委員長!!!??? しんじらんなーい!!!! って声が聞こえてきそうです。 泣かないもん、俺男の子だもん!!! あ、石投げないで!!!! てか、俺も不思議でならないポジションなんだよ。 一年のとき平穏な日々を過ごしながら、フラフラっと校舎内を探検をしていたら、変態さんに出会っちゃいました。 変態、もとい。前風紀委員長。 彼は愉快犯だった。 頭の色も、愉快なオレンジ色だった。 人をおちょくり、陥れ。色んな楽しい事が大好きな人だった。
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