王道学園と、平凡と見せかけた非凡

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「……そういや、王道編入生が出てくる小説にも鬼ごっことかあったな―…」 ルールとか状況は、俺達とは全然違うけど。 松江復活までに、ふと長い回想をしてしまった。 今思い出すだけでも、泣ける。 理不尽すぎて、超泣ける。 よく家出しなかったな俺。超偉い。格好いい! 重い気持ちを払拭するべく、自分を奮い立たせるために自画自賛してみる。 うむ、少し浮上した! そしてちらっと、小猿くんを見る。 わくわくと、まだ始まらないのかと副会長に言っているようだ。 ……う―ん。 ここが小説や漫画のような世界ならば、今回の鬼ごっこも小猿くんが勝って―…風紀委員長になって、風紀や生徒会から迫られてハーレム(男でもハーレムって言うのか?)になるんだろうなぁ。 大方、俺は小猿くんを引き立てる脇役って所か? …ふふふ。 だが甘い! 俺が、そんな引き立て役で終わるわけがない!←突っ込み所違う そして、ここは漫画のような古典的な世界ではない!俺に恨みを抱かせた時点で、君は王道から外れてるのだよ! せいぜいかき回してやんよ! ふははははは!!!!! 「哀ちゃん、声を出さずに高笑いしてるよねぇ?口だけパクパクしてるよぉ?」 「………頭ぶったんでしょうか?」 「寧ろ今から殴るか?」
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