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LUllaby
何のために生まれて、何をして生きるのか。
絶大な人気を誇った子供向け作品の主題歌にも歌われているその問いは、全ての人が一度は通るようにできているのだろうと思います。
答えられないなんてそんなのは嫌だと続く歌詞からもわかるように、問いの答えを見つけられないことは、嘆かわしいことなのでしょう。
ある生物学者によると、生物は遺伝子の乗り物であると評されます。すなわち、生物は自分の遺伝子を増やすためだけに生きている、ということです。ですから、先の問いの答えは、子孫を残すために生まれ、その準備をして生きるということになるでしょう。そもそも生物とは、自分のコピーを増やすものであるという定義があり、増殖こそがつまりは生きるということであるとも言えますから、生きるために生まれ、生きて生きる、とさえ言えるはずです。
過去に自殺する生物として、水に飛び込んで溺れ死ぬレミングというネズミが注目されたことがありますが、これも結局、自分の遺伝子を増やすため生きていけなくなった生育地を捨て、新天地を目指す途中に不運にも命を落としただけということだそうです。
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