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「はあ…シェルを抱きたい。」
ソファに大きく手を背もたれにのせ、顔には本をのせた 彼、ライが独り言をつぶやいた。
「それで?」
カップに紅茶を注ぎながらシェル、ライの執事が言った。シェルは、『抱きたい』という言葉を受け流し、紅茶を机に置いた。
「シェル抱かせろ。」
ライは顔にのっていた本を落とし紅茶に口をつけていた。シェルは本を拾い上げ本についた埃を手で払っていた。シェルが本を拾い上げ本棚にいれようとした時シェルは"うっかりイラストのページを見てしまった。"
「この本って.....」
「あー.........みちゃったか。」
シェルがうっかり見てしまった本の内容は男と男が抱き合っていたシーンだった。シェルはそのイラストページを沈黙したまま閉じ見なかった事にした。
この物語はとある貴族と、執事が抱かれるまでの話である。
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