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小2のお花見
恐怖体験は何も幽霊系とは限らない
死ぬかもと思った瞬間もそれに入るでしょう
死にかけたということは誰にでも一回くらいはありますよね?!
ないか?
わたし、ありまーす!
STAP細胞みたいな言い方しちゃいました失礼
わたしのじもてぃーにいや地元にちょっとだけ有名な
サクラの名所があるんです
忘れもしない小2の時
幼なじみのミエちゃんとお花見に行こうということになりました
二人で舗装された道を歩いて登りました
ミエちゃんは自転車を押して歩いています
ミエちゃんは
「お父さんに、自転車のブレーキをすごくよく効くようにしてもらったから帰りは二人乗りで降りてこよう」と言いました
わたしも何の疑いもなく
帰りは楽チンだ~なんて思っていました
ひとしきり、二人で遊んで、じゃぁ、帰ろうということになり、ミエちゃんが前、わたしが後ろに乗って1キロくらいある坂を下りはじめました
小2だったし、加速するという概念がなかったんですね
かなりの下り坂が、続きます
向こうが見えないカーブも4回もあります
下りはじめて、少しするとスピードが思ったより出始めたのがわたしにもわかりました
すると、ミエちゃんが
「おかあさーん」と何回も
絶叫しはじめたんです
「ブレーキが、きかないよ~~~」
わたしも「えーーーっ」て
なって必死に買ってもらったばかりの運動靴のつま先をアスファルトにきつくこすりながら止めようとするんだけどまったくスピードは緩みません
かなり下の方まで来たところでわたしがよく通る道の横に土管が積んであるのを思い出して
「ミエちゃん、土管に突っ込んで!!!」と叫びました
そして、ミエちゃんは前にいるわけですから怖かったでしょうに類まれなドライビングテクニックを発揮して、土管に突っ込みました
二人は投げ出されましたが子どもだったからでしょうか大したけがもしないで無事でした
自転車は私達の身代わりになってくれたのかグニャッと曲がってしまいました
幸運だったのは何といっても下から車が来なかったことです
だれに話しても
下から車が来ていたら二人とも即死だったな
と、言われます
わたしの買ったばかりの運動靴は先が指が出そうなくらい焼け焦げてしまいました
あー、本当に怖い体験でした
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