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「プレイボール」
審判は、公平に顧問の先生がやった。試合の内容も知らされずに。
「じゃぁ、お手並拝見と行きますか。」
と、キャプテンが言った次の瞬間、グランド上が全て凍りついたように固まった。
ズドーンっ。
「ストライクっ」
僕はこの球を見てびびった。
そして、チラッと先輩達ベンチを見た。
向こうも同じ反応だった。
柴咲の投げた球はとても、中学生とは思えないほどの速さだった。軽く、140㌔に到達していると、有坂から後で聞いたが。
先輩はなすすべもなく、三者三振に倒れてしまった。
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