三人の仲間

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確かに、バットが球に当たった。が、球の行方がわからなかった。でも、僕は走った。力の限り一塁ベースまで走った。 すると、柴咲の笑い声と共に、他のみんなから驚きの声が聞こえた。 「えぇ、マジかよ。」 「あいつが?」 僕は一塁の先輩に恐る恐る聞いてみた。 「あのぅ、僕、アウトですか?」 すると、柴咲が笑いながら言ってきた。 「中山、ホームランだぞ。」
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