奇妙な野球部。

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「ぅん、それもいいかもしれないなぁ。」 柴咲は考え出した。すると、有坂もとい、勇平が柴咲に言った。 「竜、雅雄がそう言ってるんだし、そうしてあげたら。それに、俺にいい考えがある。」 「ん、勇平が言うなら。」 すると勇平は先輩達に言った。 「そしたら、俺達三人だけで、野球部の中でも別々に練習してもいいって事にして下さい。もちろん、レギュラー争いなどの時には顔を出しますけど、練習だけは、俺達だけでやらせて下さい。もし、無理なら、野球部を辞めて下さい。」 と笑顔で言い放った。 先輩達は仕方なく、承諾をした。 「でも、あくまでも練習だけだぞ。試合に出させろとかは……」 「大丈夫。そんな事は言わないですから。」 こうして、柴咲、勇平、そして、僕の三人の奇妙な野球部が始まるのだった。
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