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翌朝。
僕は学校に着くやいなや、有坂に出会った。
「はいっ。練習内容。」
「へぇ、もう、書けたんだ。どれどれ………。」
朝、5:00、有坂宅集合
ランニング 10㌔
その後、キャッチボールを
7:00まで
放課後。
30分ランニング
15分キャッチボール
雅雄、勇平共に
ノック、カバーの確認など。
竜
ランニング
投げ込み200球
これを3セット
夜
各自、素振り500回
以上。
「………無理だぞ、これは。だって、朝5:00って………」
「でも、体を作ってからじゃないと、お前はただでさえ、ド素人なんだから。」
すると竜が
「嫌なら、向こうの野球部にいけば。」
と言ってきた。
「いゃ、やるよ。」
僕は、本気で、甲子園を狙ってるんだと確信をした。だからこそ、僕は二人の足を引っ張らないようにしなきゃと思った。
「じゃあ、今日から練習しよう。場所はグラウンドだな。」
「いや、グラウンドはマズイ。」
「あぁ、そうだな。だったら、勇平、お前の家でやるか。」
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