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「あのぅ、はじめまして、僕、中山雅雄と言います。」
「あぁ、知ってるよ。昨日勇平から聞いてるからね。でも凄いじゃん、雅雄君。」
「へっ。何でですか。」
「だって野球やったことないのに、昨日いきなりホームラン打ったんだろ。中々できることじゃないよ。」
「いや、ありがとうございます。」
「そんな君には、こっちのバットがいいよ。重さもさほどないし、振りやすい。」
「えっ、でも、お金が。」
「なぁに、少しずつ払ってくれればいいよ。君の将来が楽しみだし。」
「じゃあ、お言葉に甘えてそうします。」
僕は、勇平の親父さんと交渉?をして、ついでにグローブも作ってもらうことにした。
「ありがとうございました。」
僕はお礼を言って、店を出た。
「遅いぞ、雅雄。」
「ごめん、竜。じゃ、帰ろうか。」
僕の一日がようやく終わりをつげようとしました。
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