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次の日、案の定筋肉痛になった。やっぱり、昨日の晩に素振りを500ではなく、1000回したのが効いたのだろう。
でも、それくらいやらないと、あの二人には追いつかない。僕は、そう決心をして練習をした。
筋肉痛だからと言って、朝練習を休む訳にもいかない。
僕は頑張ってグラウンドに行った。すでに、勇平、竜はいた。
「筋肉痛か?」
と竜が聞いてきた。
「あぁ、ちょっとね。」
「まぁ、これから慣れるでしょ。」
そう言いながら、朝のメニューを僕達三人はこなし、学校へ行って、また放課後はグラウンドに来て練習をする毎日を送るようになった。
そして、初めての日曜に勇平が、
「今日、グラウンドで草野球やるから見にきなよ。もちろん、バットとグローブを持って。」
僕は、普通に見学程度だと思っていたが、その考えが甘かった。
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