それぞれの道

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「えっ。もう一回お願いします。」 「だから、君はもう合格だから受けなくていい。」 僕は、何が何だかわからなかった。 夢かとさえ思った。確かに合格したんだ。 しかも、自分の実力で。 僕は嬉しくなり、すぐさま病院に行った。 すると、病室には、竜までいた。 「なんだ、竜。いたんだ。」 「あぁ、どうしたんだ慌てて。」 「俺、合格したんだよ。明崩学院に。」 「本当か?雅雄。そりゃ、めでたいな。竜は?」 僕は言葉がつまった。まさか受けてないなんて言えないもんな。 すると竜が 「あぁ、俺も受かってたよ。」
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