三人の仲間

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すると、有坂がみんなを集めた。 「じゃあ、今から打順を言うから。えっと、一番、ショート中山」 「えっ、俺が一番?」 「あぁ、お前が一番足が速いし、なおかつ、運動神経がいい。」 僕は、冗談だろと思ったが、でも、悪い気はしなかった。 「三番に柴咲、ピッチャーな。四番に俺、キャッチャー……」 僕にとって、初めての試合。何度か遊びではやったが、これが、本気の試合だと思うとなんか緊張してきた。 「じゃぁ、試合するぞ。」 先輩の声が聞こえてきた。 いよいよかと思い、ドキドキしてると、柴咲が声をかけてきた。 「まぁ、見てな。」 この言葉の真意がわからなかったが、柴咲の投げる球を見てそれを納得するのだった。
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