第1章

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浦坂学園。 都内のとある土地を利用し造られた学園。初等部から高等部まであり、そこに入るには高い学費と高い偏差値が必要となり一般の家庭では途方もない事だと言われている。学力がクリアできても学費が用意できないまたはその反対も然り。学費が払えない家庭のために特待生制度もあるが、条件が厳しく受かることはほぼほぼ無いと言われており、世間一般ではお金持ちエリート学園と呼ばれている。そんな理由からそこに通うのは社長子息や政治家の息子など社会に少なからず影響を与えるような家庭の子どもがほとんどである。 そんな学園だからこそ、そこを卒業するということだけで社会からは一目置かれることは確かである。 ただいくつかの欠点を挙げるとすればお金持ちの子どもしか通ってないせいか目の肥えた生徒しかいなく、そんな生徒たちに合わせ普通の学校にはないような設備やそんなところにまでお金をかけるのかというような豪華な造りで、とんでもなく広い敷地を有しており新入生には最初に地図が渡されるくらいだ。 そしてなにより男子校......。
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