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「その直後にね……」
「ちょっと待て! それは…恐ろしい話なのか?」
あ。やっぱり!
そうだったのか。
こいつにもウイークポイントがあったのか。
目が泳いでるなあ……
でもここまで話したんだから、最後まで聞いてくれ!
頼む。
「うーん。別に恐ろしい話じゃないぞ? 安心しろ」
そう言って、こいつの肩に軽く手をかけると――かなり驚いた表情でビクっとした。
少し可愛いかもしれない。
ギャップ萌ってやつか?
いい歳をしたおっさん同士なのになあ。
「怖いとかそういう事じゃ…ない」
「そっか。だったら大丈夫だな? 続けるぞ」
僕の大切な家族の話だ。乗り掛かった舟だと思って、頑張って聞いてくれ。
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