【六】

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 自分は全ての事象を想定した上で、覚悟を決めてお前と一緒になった。  恥ずべきところは、一点も無い。  それは、既に他界している祖父母を前にしても同様だ。  確かに自分はゲイセクシャルではないし、同性で好きになった相手はお前だけだ。  それがどうした、何か問題があるのか?  いい加減、その辺を理解してくれても良いんじゃないのか?  僕は、お前に『庇護』される存在ではなく、あくまでも『対等』でありたいんだ。  互いに支え合う存在で――
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