▽エピソードその三▽

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まあ、それもそうだと思う。ここはお喋りがメインでもなく、ましてや飲むことがメインではない。はっきり言えばイチャイチャすることがメインの店である。よっぽど一人の女の子に長居する客ならともかく、ミウにはまだそれ程の太客は付いていないようだし、あんまり心配する程のことでもないか。 さて、イントロダクションの部分はそこそこにして、そろそろボクもメインのイチャイチャタイムを楽しみたい。そんな欲望に駆られるのである。 「今日は変わった座り方をお願いしてもいい?」 ミウは不思議そうな顔をしてボクを見つめた。 「どうするの?」 ボクは片膝立てた上に彼女を寝そべらせるように座らせた。これで彼女の体は完全にボクに委ねられることになるのである。 「こんな座り方初めて。」 「これだとミウちゃんの体はボクに完全に預けられる格好になるし、なにより可愛いキミの笑顔が正面で見られるからね。」 ボクの思惑は思った以上だった。 確かに彼女を支えている片方の腕は自由な動きが制限されているが、その反面、もう一方の腕は完全にフリーの状態になるのである。フリーになった腕は彼女のあらゆる部分を探索することが可能になり、更にはあらゆる動きをコントロールできる様になる。 しかし、だからと言って焦ってはいけない。ボクは彼女を支えている方の腕をグッと自分の体の方へ引き寄せ、彼女の唇を奪いにいく。 目を瞑り、ボクに任せるように静かに受け入れる彼女は、この瞬間だけはボクのものだった。久しぶりに会った恋人との挨拶を楽しむように時間を費やしていく。 永遠に時間があるなら、ボクはこの時間をもっと続けていたかった。それほどまでにボクは彼女の甘い唇と爽やかな芳香に陶酔していた。しかし、ボクに与えられた時間は限られている。しかも、いつ何時他の客の指名が入るかわからない。 ボクは彼女の体を起こして、 「次は膝の上に乗ってもらってもいい。」 そう嘆願した。 彼女は「うふ。」と声を漏らしてボクの膝の上へと移動する。すると彼女の形のよい丘陵が目の前に現れ、ボクの狼の部分を呼び起こすのだ。 「今日も綺麗なおっぱい見せてもらってもいい?」 またぞろ嘆願するような目でお願いする。 「いいよ。」 と答えが返って来る以前に、ボクは彼女のビキニの紐を肩からずらしていた。その姿がとても妖艶に見える。
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