六章:開戦
全3/3エピソード・連載中
88/342

六章:開戦

ーーサンニア、ヴァリルアーネ私室ーー 「じゃあ、戦争…始まるのか?」  ヴァリルアーネの私室でシェスは問いかけていた。この問いかけにヴァリルアーネは頷く。 「すぐにでも宇宙統合軍は侵攻を始めるだろう。その戦闘に我々は介入する」  この言葉にシェスだけでなくその場にいるウローラとディイスも眉をひそめる。 「介入とは…シェス君やディイス君の機体が強化出来ていませんが?」 「それを見定める意味も含めて、です。一番は宇宙統合軍の新型ファクターの調査ですが、今のハイパーとスピードが通じるかどうかを見定める必要があると思いまして」 「いくらなんでも危険なのでは? ハイパーはまだ試作機で性能がありますが、スピードに関しては完全な旧型にあたります」  ウローラの言葉にヴァリルアーネは「あくまで介入するだけです」と意見を通そうとする。 「実際に防衛をしたり、攻め込むわけではありません。危険となったら撤退すれば良いのです」  ウローラは「しかし…」と食い下がるが、シェスが「いいッスよ、ウローラ艦長」と止めた。 「宇宙軍の新型の性能を見定めるのは大切ッスよ。今の機体で通用しなかったら俺たちの実力が無いってことになるッス」     
88/342

最初のコメントを投稿しよう!