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昔読んだ絵本の中には、きっといろんなものがあった。
けれど、今覚えているのは一つだけ。
機械の女の子と、人間の女の子が、仲良くなって一緒に暮らすのだ。
「ねえ、お父さん。機械と人間って喋れるの?」
「うーん、そうだな。今は私たちみたいに意思をもつものは作られていないけれど、いつか私たちみたいな心のあるものも出来るかもな。そしたら、会話だって出来るだろうね。」
「えっと、よくわかんないけど、未来なら機械と人間もお喋り出来るってこと?そしたら、仲良くなって、一緒のおうちに住んだり出来る?」
「そうだね、そういう日も来るかもしれない。でもね、その未来を作るのはお前かもしれないんだよ。」
私は新しい未来を作りたい。そう思った。
私は新しい未来を作る。
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