3.怪盗バレンタインはお前だー!

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「ただいまー」 「おかえりなさい。はい、お母さんからよ」 帰って早々に母からチョコをもらった。 「せっかく作ってくれたから、貰ってやるよ」 「まぁ、素直じゃないのね」 と母は笑う。 俺は自分の部屋に行こうとすると、ニヤニヤした妹が待っていた。 「兄ちゃん、今年もゼロだったんだね」 「俺のモテ期はまだまだ先だっただけだ」 部屋に入る前に妹がボソッと言った。 「友達からは貰えてよかったね」 こうして俺のバレンタインは悲しい結果に終わった。
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