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「叩いて!」
「・・・えっ!?ちょっ」
開口一番に襟首掴んでそう言い放ったわたしに彼は目を真ん丸くしたまま固まった。そりゃそうだ。わたしに起こった今日一日の出来事を、話してもいないのに、いきなりこんな。
サービスのS
とはよく言ったもので。
こんな懇願の仕方しかしないわたしがドがつくほどのMだなんて、誰も知りもしない。
寄ってくる男はみんな超まで付いちゃうくらいのドMばかり。そんな中、やっと出逢えたのが彼。
唐突な願いにも瞬時にスイッチを切り替えてくれる。例えば、冒頭のような、こんな変なお願いの仕方をしてもーーー。
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