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その2日後の夜、昴と再び会う。
迫田 潤にカーテンを貰った夜、
昴からのメールが届いた。
【バスタオル、付けれた?】
【カーテン付けた】
【…は?意味わからん】
尻切れトンボのメールが、
昨日の夜、昴からの
【自由軒のドライカレーが食いたい】
というメールで再び動き出す。
いずみんは、カレーが苦手なのだそうだ。
友達として、付き合えと。
「カーテン、教えろ」
昴の差し込むスプーンの先で、黄身がソースとなりドライカレーの山をかけ降りる。
「カーテン?あぁ」
隠す事でもない迫田 潤の話。
昴の相槌は全てワンテンポ遅れ、
衛星中継並の遅さになる。
なので話すのを止めた。
「終わり?」
「……聞いてないから」
「……聞いてるよ、変質者君」
「ではなくて迫田 潤」
「……どっちでもええわ。好きになった?」
「レベル低いな」
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