一章【文武両道は天才と読む】

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ここではないどこかで、七つの国同士の争いが絶えない世界があった。 国民のことを鑑みずに、資金を戦争につぎ込む国や、絶対中立を守り国民の大多数が幸せに暮らす国。 はたまた奴隷制度を作り上げ、一見平和に見える国や、厳しい規律を敷き、団結力を固める国。 また、孤島に引きこもり、地下の資源を活用し、近づくものを殲滅する国。 誰も行き着いたことがない、極寒の大地に根付く国家や、怪しげな宗教が人々を魅了する国。 さまざまな国が、良き国家の理想を求め奔走する時代で、人々は何を思い、何を起こすのだろうか。 その答えはきっと、誰にもわからない。
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