三年前のある日

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 そしてふと、テーブルの上の料理を眺めた。美味しそうなデザートもある。  その中心には、淡い色をした、花の飾りがあった。  千代田は花をひとつ、ひょいと摘み上げると、  「全く・・・社交辞令も言うにしても、もう少し上手くやれないのか」  そう文句を言いながら、それを口のなかに入れた。  (え!?)  一同の笑顔が張り付いた。  そして、当の千代田も、  (この花、チョコレートじゃない。(ろう)だ)  自分の犯した過ちに、気付いた。
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