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第四章
そんな俺に、警察は冷静な声でこう言った。
「いや、あなた浮気していたでしょう。その証拠に、遺書と写真が置いてありましたよ。読みますか」
「……………っ」
そう、俺は浮気をしていた。
それも半年以上前に。そして、数人以上。
それが、美弥子にばれていたなんて。
隠し通している自信があったのだが、どうやらそれは俺の勘違いだったらしい。
【ちーくんへ。私、ずっとちーくんのこと好きだったよ。今も、ちーくんと付き合えることになった前からもずっと好きだった。だけど、ちーくんの「お気に入り」は一人じゃないんだもんね。勝手に勘違いしちゃってごめんなさい。だけどね、最後くらいちーくんとみやの記念の時間に逝きたかった。それとね、みやの最後のお願いを聞いてくれる? あのねこれから、】
携帯に着信が届く。
必要以上に鳴る。
悪寒が走るが、止む気配がないので携帯を恐る恐る開く。
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