パーティメンバー全員魔法使いってどういうこと！？～ポンコツしかいないパーティで、俺は世界最強の魔法使いを目指す～【完結】

プロローグ「グッバイ退屈。ハロー非日常」

　毎日の人生に飽きて、学校の屋上から飛び降りて。

　んで確か暫くの間意識があって痛みの中身悶えていた──って、やめよう。思い出しただけで背筋が凍ってきた……。

　にわかには信じ難いが、死んだはずの俺は何故かはわからないが生きている。

　別に拘束されているワケでもないため、俺は起き上がり、体中のあちこちを触り、特にこれといった異常が無いことを確認する。

　結構ヤバい方向に関節折れてた気がするんだけどな……。

　今こうして普通に動ける事自体信じられないのだが、俺がこうして「生きている」という事実はどうも覆らないらしい。

　俺は下手にアクションを起こさずに、仕方なく目の前で起きている事について冷静に整理していくことにした。