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そうして、僕はなんだか雄大に丸め込まれた。
「おはよう。雄大。」
でも、僕は雄大のスパダリとして尽くして、尽くして尽くしまくることにしたのだが…
寝起きが弱い雄大を毎朝起こしに行って、無防備な寝姿を見る僕の理性は崩壊しそうだった。
「おはよう…あきと」
毎日迎えに来る僕に段々と慣れてきた雄大はより一層、心を開いて無防備になっていく。
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明「あーっ!思春期が憎いぃ!!」
姉「は?なに?」
姉が怪訝そうにリビングで振り向いた。
明「スパダリになると決めたのは僕だけど、何もできないなんて地獄じゃないか!?これ、スパダリとかいる必要ある!?」
姉「ばかか。好きだから大事にするんでしょうが。
要は、その子の気持ちにまだ整理がつかないんでしょ?
まあ!健全な男子ならもう二、三度OOOしててもいいけどな!!!はっはっはっ!!」
明「くそー!!」
姉はいつも確信をつくことを言う。
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雄「?、明人、元気ない?」
明「え?そんなこと…」
雄大は僕のおでこに手を当てた。
雄「熱はなさそうだけど、」
明「雄大。キスさせて?」
雄「えっ!?だから、まだ俺はさ、スーパーじゃないからっ…」
明「じゃあ、雄大はいつスーパーになるの?」
雄「え」
明「雄大、何も変わってないよ。
僕は、そのままの雄大が好きだから、変わることは無いと思うけど。」
雄「う、うーん…」
明「それとも、
そんなに、僕が嫌?」
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