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彼は、僕の隣の席に移動してしまったがために、もしかしたらイジメの標的にされてしまったのではないだろうか。
奴らの短絡的な脳ならそうしかねないだろう。
「アドバイス、ありがとう。」
真田雄大が「ありがとう」というとからかった男子は顔を引きつらせた。
「チッ!
山本!見てんじゃねぇよ!キモいんだよっ!」
あー、
そうだった。僕は関わらない。
一切無関係なんだった。
このイジメかもしれない事態を自ら招いたのは真田雄大その本人なのだし。
僕は関係ない。
関係ない。
「ごめんな。巻き込んで。山本は関係ないじゃんな?」
かんけい…ない…。
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