オタク

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僕の日課は朝、5キロのランニングから始まる。 朝焼けを見ながら走ると身体が喜んでいるような気がするのだ。 年が三つ離れた姉がいる。 姉はジムのインストラクターで僕のインストラクターでもある。 僕は決して頼んでいないけれど。 「ねぇ、そのダサい髪型いつ切ってくれるの?」 「切らない。」 「はあ?身体を鍛えてモテようとしてるんじゃないの?!」 「違う。健康のため。」 「信じらんない!!私のあんたの肉体改造への手助けの努力返して欲しいわ!」 「…頼んでない。」 「プロテイン飲めば筋肉ムキムキになると思い込んでるバカを放って置けなかったのよ…!」 女はやかましい生き物だと、姉で痛感している。 「はぁ、うるさい…」 真田は兄弟いるのかな。 長男なのかな、末っ子なのかな。
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