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私の気持ちと今の思い
私と亮輔さんの出会いがまさか、あのおばさんの通夜と葬式のときだったとは……
確かにあの時のことは覚えている。でも記憶は曖昧だった。
それにあのお兄ちゃんとは後にも先にのも通夜と葬儀の2日間だけで
それ以降会っていなかった。
だからそのお兄ちゃんが亮輔さんだったなんて思いもしなかった。
ただ初めてお兄ちゃんを見てあまりのかっこよさにドキドキしたのは覚えている。
「あの時のお兄ちゃんが亮輔さんだったの?」
亮輔さんは私の顔を見つめ頷いた。
「18歳の男が11歳の女の子にどきっとしたなんていえるわけないだろ~」
たしかにいろんな意味でやばいよね。
でも私は今の話を聞いてうれしいと思う気持ちの方が大きかった。
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