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家に着いたのは12時ちょっと前だった。
案の定亮輔さんは起きていて、私の顔を見るなり安心したのか抱きついてきた。
「りょ、亮輔さんどうしたの?」
「家に芽衣がいないのは寂しいって実感した。あー。イギリス一人で行ってたら多分耐えられなかった」
冗談でもうれしい。
一緒にいる事が当たり前になった今、離れることなんか考えられない。
「亮輔さん。私幸せです」
「俺もだよ。あーキスしたい」
う〜〜その気持ち私もだけどお酒くさいし、お風呂にも入りたい。
「亮輔さん。ごめんなさい。私これからお風呂入りたいんで……」
でも離してくれない。
たくさんお酒飲んですごく気にって抵抗したものの諦めた。
長いキスが終わると再び抱きしめられた。
「明日、次長たちに結婚の話と芽衣の退職の話をするから」
耳元で囁かれ私は黙って頷いた。
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