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「なんでそんなのを私に勧めるの?そもそもお付き合いするって決まったばかりでまだーー」
『だって芽依の言う恋愛モノって全部オブラートに包んだ感じじゃない。キスがゴール?
でも実際はそうじゃない。キスはあくまでスタート。目が覚めたら隣には大好きな人の寝顔があって・・・なんてことないの!大人な漫画はそのあんなことやこんなを可愛い絵で描かれてるの。
試しに読んできたら?今後の参考に』
まさか課長との交際を報告したらエッチな漫画を勧められるとは……
確かにお付き合いすることがどういうことくらいわかる。
おてて繋いでキスで終わるようなもんじゃないのも重々承知してる。
だけど免疫ないから薫の言葉が妙に生々しくって聞いてるだけで顔が熱くなる。
『ま?それは冗談だけど。結婚前提のお付き合いって言うのなら芽依もそれなりの覚悟が非梅雨だってこと』
「わかった」
薫との電話が終わり、どっと疲れが襲ってきた。
このまま寝よう。
ぐっすり寝ないと明日は早く出勤しなきゃ。
そう思ってベッドに入った。
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