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7月5日って……え?明後日!
私はカレンダーで確認した。
何考えてんのうちの親は。
しかも生まれて初めてのお見合いにいきなり2人だけ出会うって、ハードル上げすぎじゃない?
断る前提ではいるけれど明後日は……はないわー
気がつくと2缶目の缶ピールはすっかり汗をかいていた。
「ぬるい!」
買ってきた高級惣菜も緊張と気が重いのとでおいしさもわからなくなっていた。
脱力感と共に大きなため息をついた。
するとふと課長の言葉を思い出した。
「お断りするにしても写真くらい見てあげなよ」
そう言えば断るつもりで写真見てなかったんだっけ
課長の言うように、写真と釣書位は見ておかないと失礼に当たるね。
重い腰を上げ玄関先まで行った。
下駄箱の上に無造作におかれた私宛の封筒を手にとり封を開ける。
中には同じように封筒が入っていた。
私はそれを恐る恐る開けた。
すると便箋2枚とその便箋に挟まれるように写真が1枚入っていた。
とりあえず顔からと写真を取り出した。
「ええええ?!」
そこに写ってるお見合い相手を見て私の手はふるふると震えた。
そして床にへなへなとその場で座り込んでいた。
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