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「んぅ」
背中を反らすと、沖村の喉が上下しクツクツと笑う。羞恥に顔が熱い。
「可愛い」小さくそう呟きながら耳の下から順に首筋を通り肩へとキスをしていく。丁寧な愛撫に、勿体ぶらされている感じだ。
「もっ、いいっ、沖村っ」
「ん?」
チュッと音をたてながら胸元にキスをして顔をあげる。妖艶な表情に息をのんだ。
こいつ、なんでこんな色っぽいんだよ。時おり見せる色っぽさは一体なんだ。
「これが、ほしいのか」
いつのまにか寛がされたところから沖村のでかくて固いものが押し当てられる。ひくひくと欲しくてひくついてるのがわかってしまう。
沖村も、焦らすつもりはないのか、すぐに体重をかけ中へと押し入ってくる。
「んぁっ! ああっ!」
「くっ、ーーん、琥太郎。大丈夫、か」
苦しそうにしながら、奥へと押し込む。ナカを拡げられる感覚に喉を反らした。久しぶりの感覚。でも、大切に、優しくされる感覚に苦しさはなかった。
沖村が与えてくれるものに、苦しいも痛いも辛いもない。ただそこには、幸せしかないのだ。
「ああ、あー、やば」
「痛いか?」
「いや、・・・ん、はぁ、なんか、幸せで泣きそう」
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