夏休み

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 なんか、変な感じだ。  こんな風に俺の友達・・・・・・恋人ってのはおいといて、と自分の家族に当たる人と一緒に食卓を囲んでるなんて。  智子さんはとても楽しそうに沖村と話してる。誰とでも仲良くなれるタイプなんだろう。 「二人はいつから仲がいいの?」 「関わりが始まったのは三年に上がった頃です。まだ四ヶ月ほどの付き合いですね」 「まぁ。そうは見えないくらい仲良く見えるわ」 「それは嬉しいです。最初は本当にてこずりましたから」  沖村は楽しそうに俺たちの出会いを語った。智子さんは時おり驚きの声をあげながら興味津々に話を聞いている。  端から聞いてると、めちゃくちゃな出会いだったと思い返す。  こっぱずかしいけど、二人が楽しそうに話してるからいいか。  教師ともうまくやれる沖村は、智子さんともうまくやっていた。  楽しそうに会話をし、智子さんの質問には丁寧に答える。  智子さんも終始楽しそうだった。
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