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「部屋、なんにもねえじゃん。女の子の部屋って感じしねえ」
部屋に入るなり遠慮もなしにきょろきょろと観察したかと思ったら、第一声がそれ?
「そういう事いうとモテないよ」
中学生男子なんて、ヤリたいって気持ちをオブラートに隠し切れていないのに隠したつもりでモテたいって言葉に置換してるだけの性欲モンスターだから、こういう物言いは結構グサっとくるはず。
「モテるとかモテないとか、そういうのよく分かんねえ」
少し寂しそうな顔で指先を弄ぶタクローがいじらしい。というより煽動的。あー、もう無理。いただきます。タクローをベッドに押し倒す。実は性欲モンスターは私、尾道桜二十歳でした!
「なにやってんだよ桜」
「ごめんごめん。痛くしないから、大丈夫大丈夫」
やばいやばい。これっておねショタになるんじゃない。毎回年上の男ばっかりだったし年下も悪くないかもしれない。癖になったらどうしよう! とか思いつつ、ズボンのベルトに手をかける。
「なにしてんだよ。やめろって」
そんな事いいながらも抵抗が弱いぞタクロー。ベルトを外すなんて、おちゃのこさいさい。私はいまや野獣なのです。野獣っていったらやっぱり食欲・睡眠欲・性欲に忠実じゃないといけないわけで、タクローと寝るってなったら食欲・睡眠欲・性欲の全部が満たされるんじゃない? タクローを食べる為に寝てヤるって、字面だけだと三つの事が同時に行われているように見えなくもないでしょ。って考えてる間にズボンをずぼーん。待って待って、タクローのちんちんがすごい。
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