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一章:最初の事件
星乃宮学園…つまり、俺水川 和希(みずかわ かずき)が通っている高校で殺人事件があった、とその日の新聞に書いてあった。
登校はするが、教師はいつも自由気ままで来ない日は来ないし来る日は来る、そんな先生だ。
今日はそんな先生、葉山 慧もちゃんと朝礼前に教室に入ってきて教壇の前に立った。
「皆も新聞等で見たかとは思うが、この学校で生徒が一人殺害された。まだ事件か事故かも分からないし、もしかしたら自殺かもしれない。
その生徒の名は卯月 菜穂。体育館倉庫の中で何かは分からないが、武器か何かで殺されたとおもわれるが、まだ分かっていないんだ。何か心当たりがあれば教えてくれ。犯人もまだ分かっていないから、俺ですとか私ですとかと自分から言いに来てくれると助かるかな。」
「センセー、自分から名乗り出る人なんて居ないと思います!」
「それもそうだな、じゃあ俺は帰るぞ。皆も今日は授業無しだからさっさと帰れよー!」
「えぇっ。休みなんですかぁー?本当にー?」
「本当だ。教師を疑うな。」
「はぁーい、ごめんなさぁーい。」
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