新しい俺

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「君は人生をやり直したいか」 明るいのか暗いのか。 白なのか黒なのか。 俺の目は開いているのか否か。 そもそも目があるのか、ないのか。 そんな曖昧な場所で、神であろう声は俺にそう告げた。 「いいえ」 あるかどうかもわからない口で、俺はそう答えた。 だって、俺がどう足掻いたところで、 俺は俺だってことに、気づいちゃったから
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