後編

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 ご褒美というほどでもないし、ライが気にかけてやるほどでもないことだ。 「テーブルの上とか恥ずかしいし、た、立ったままとか床とか、痛いし、ちょっと辛くて…っ」 「それくらい頑張れよ。おら」 「アッ、ァアッ?! やっ! あぁ、んっ!」  再びライが激しく揺さぶると、力を抜いていた希望はびくんっと身体を震わせて、ライにしがみついた。中途半端に抱えられてぶらぶらと揺れる足も不安定で、ライに絡み付くしかできず、なすがままに揺さぶられてしまう。 「ラッ、ライさんっ、はげし、ぃっ、からぁ…! あっ、ぁあっ! だめぇっ……!」 「まあ考えておいてやるよ」 「あんっ…、ぁっ、あと…!」  希望の膝の裏に手を入れて抱え、肩に担ぐところでライは動きを止めた。ぐり、とさらに奥にライの熱い楔が届いて、希望の中はびくびくと震えている。 「今度はなんだよ」 「あっ…あんっ…んぅ…!」  ライが苛立たしげに睨んで、グリグリと奥を抉って先を促すと希望は身体をビクビク震わせる。 「なに?」  ライの鋭い視線に怯えながらも、希望は潤んだ瞳で縋るようにライを見つめた。 「キ、キスっ……、キスして……」  上擦った声に、ライは少し動きを止めた。ライから表情が無くなって、希望はビクッと震えるが、見つめたまま続ける。     
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