第4章 恋人として

3/3
前へ
/19ページ
次へ
「千秋君!」 華は彼の姿を見つけ、駆け寄った。 「華。」 「なあに?」 「…喉が渇いたんだ。ちょっといいか?」 華は言葉の意味に気づき、頬を赤くした。頷いた華を見て彼は手を差し出した。 ―私の恋人は吸血鬼。 それは二人だけの秘密。華は彼の手を握り返した。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加