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色んな事のあった一日だった。
偽の救助要請に騙され、ヘリプレーンと空中チェイス、貯水塔内に閉じ込められた。
でも、私が一番印象に残っているのは、陸くんと指が触れ合った時だ。
電気が走ったような衝撃を覚えている。いや、本当に電気が流れたわけではない。あの
時に感じた高揚感を、私が電気ショックのように感じているのだ。
同じ瞬間、陸くんは、どうな風に感じてくれていたのだろう。
とても気になるけど、声に出して聞く勇気はない。
「美幸さん。帰ろう」
「うん」
もう少し、陸くんと漂っていたかったのだが、私達はAI部を目指して飛びはじめた。
私達は夕陽に向かって飛ぶ。
夕空を朱く染める太陽が、とても綺麗だった。
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