第四章 ソラシドレスキュー

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「行こう。助けに」  四人の意見は一致した。 「ハーイ。ハーイ。美幸が着替えるから、男どもは出て行くように!」  シーちゃんに追い立てられて、陸くん達が部屋を出る。 「はい、これ」とシーちゃんからユニフォームを手渡される。  このユニフォーム、格好は良いんだけども、着替えるのに、一回服を全部取らなくちゃ いけないのが、困りもんだ。 「あの……。シーちゃんも、向こうを向いててくれる」 「そうか、ゴメン」といってシーちゃんが、向こうを向く。  シーちゃんの背中側で、そそくさと着替える。 「終わったよ」と言うと、シーちゃんが振り向いて 「うんうん。カッコイイ。美幸は何着ても似合うなぁ」と感心する。 「次は陸くんが着替えないと」  というわけで、陸くんと入れ代わり、ドアの外で着替えが終わるのを待つ。 「これ、部室の中に、着替えられる場所があった方が良いよね」 「そうだね。アッキーに頼んで作って貰うよ」  そんな会話をしている内に陸くんの着替えが終る。  いよいよだ。
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